今日は病院へ行った。そして、久し振りに電車に乗った。
昨夜、小池都知事から都民へ、外出自粛の呼び掛けがあった。
しかし、電車内はとても混んでいた。
まさに「三密」の状態だった。
そして、その「三密」電車内で、マスクを着用していない乗客が数名居た。
この光景を見て、私はかつての嫌な出来事を思い出した。
既に退職してしまった者だが、当時新人だった彼の研修を、私が担当した。
我々の作業車は「軽トラック」だ。彼に運転を任せ、私は助手席。
その日の彼は、咳をし、鼻水をすすっている状態。誰の目から見ても、明らかに「風邪」だ。
そんな彼は、助手席に私が乗っているにも関わらず、マスクをしてない。
「マスクはどうした?」
「あ、大丈夫です。そんなに辛くないので。」
「???」
は?何を言っているんだ、この男は?
短気な私は怒り爆発。車を近くの駐車場に止めさせ、思わず彼を怒鳴りつけた。
「マスクはお前のために着用するんじゃない!助手席に乗っている俺のためだ!軽トラの、この狭い空間で、俺に何の配慮もしないのか!」
当時、彼は30歳過ぎ。高卒から働いていたので、社会人経験は10年以上。
そんな男に何故、こんな事を言われなければならないのか。
仕事柄、マスクは作業車に常備している。
彼の視界の中に、マスクはあったのだ。
それでも、気が付かないのか・・・
マスク着用は「自己防衛」だけではない。自分の周囲の人達のためでもある。
誰も居ない空間でなら、マスクは不要だろう。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない現状では、混雑時のマスク着用は必須ではないか。常識ではないか。
私はそう思っている。
Anastasia GeppによるPixabayからの画像