しかも、今日は寒かった。
昨日から一気に気温が下がり、私の担当エリアの最高気温は「16度」だったらしい。
「寒暖差」は体調不良の原因にもなる。
私のような「屋外作業員」の皆さんは、特に “気をつけましょう!” という事で・・・
昨日の午後の事だ。
道端で、おばあさんが倒れていた。
道路上で “うつ伏せ状態” で、全然動かない。
作業車で偶然通りかかった私は、車から降り、直ぐに駆けつけた。
救急車呼ぼうか?
ところが、おばあさん。
割とハッキリした口調で、私にこう言った。
「大丈夫、直ぐに起きるから。家は直ぐ近くだから。」
だが、こう言った十数秒後に、吐いてしまったのだ。
これを見て、私は言った。
おばさん!
救急車呼ぶからね!
それでもまだ、おばあさんは救急車を拒否する。
「大丈夫だから・・・呼ばなくていいから・・・」
さっきとは違い、声が細い。
私は構わず、救急車を呼んだ。
駆け付けてくれた近隣住人の皆さんが、私に協力してくれた。
だから私は、“不安な気持ち” にならずに済んだ。
また、私と同じく、たまたま通りかかった「救急救命士」の処置によって、おばあさんは無事、救急車で運ばれて行った。
救急車の到着まで、15分位かかった。
この間、おばあさんに異変が起こったら・・・
私は、何も出来なかったはずだ。
救急救命士が居てくれて、本当に助かった。
さて、と。
今朝、母に上記の話をした。
母曰く、
高齢者は、人に迷惑をかけたくないと言う気持ちが強い。
だから頑なに、私が救急車を呼ぶことを拒否したんだろう、と言っていた。
うーむ・・・🙄
困ったことだ。
「人様に迷惑をかけてはいけない」
これは当たり前のこと。
だけど今回の事は、“助け合い” だと私は思うのだ。
迷惑とかなんとか、そんな話ではないはずだ。
私は、おばあさんの為に、救急車を呼んだ。
そんな私も、近隣住人の皆さんが駆け付けてくれておかげで、独りぼっちにならず、不安な気持ちにもならず、大いに助けられた。
人と人が助け合う
困った時はお互い様
「そんなもんだろう」と、私は思う。
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