往復4時間の通勤時間は「人生の無駄な時間」だった
JR東日本が来春から、首都圏の在来線17路線で、「終電を最大37分程度繰り上げる」と発表した。
30代の頃、通勤に往復4時間かかった。
この頃は終電を利用する事もあったので、当時の私には、「終電繰り上げ」の影響は大きかっただろう。
現在の住まいは会社まで徒歩圏内。
2年前の9月に、ここに来た。(9月15日の日記)
当初、会社の近くに住む事は全く考えてなかった。
まず、家賃が高い。
そして何より、住んでいた「街」がとても気に入っていた。
22年間、その街で過ごした。
通勤片道1時間も全く気にならなかった。
今でも週末には遊びに行くほど好きな街だが、通勤時間に対する考え方は変わった。
通勤時間は「人生の無駄な時間」である
50歳を迎える今年、私は「人生の終わり」を意識するようになった。
私は人生100年とは思っていない。そんな長生き、「あり得ない」とすら思っている。
人生が「無限」ならば、通勤時間など気にしない。
しかし、終わりが見えてきた私の人生の中で、これまでの「通勤時間」で得たものは何だろう?
・・・何も無い・・・
ただ電車やバスに乗っていただけ。
人生は「有限」である。
ならば、無駄な時間は減らしたい。当たり前だ。
その「当たり前」に気付いたのが、今の住まいに移り住んでからだ。
通勤時間が短くなり、「人生の無駄な時間」は減った。
その為の高い家賃は「価値ある投資」だと、私は思っている。