お先まっ暗 😞
明るい未来を期待出来ない 😢
若い人達には、おすすめ出来ない仕事である。
先ず、清掃業といっても多種多様である。
例えば、私は「ホテル清掃」「ビル清掃」「病院清掃」を経験し、現在は「集合住宅の屋外清掃」に携わっている。
清掃業は決して「お先まっ暗」ではない。
この先も必要とされる。
しかし、現在私が携わっている「集合住宅の屋外清掃」は ”ニーズ” が無くなる。
この仕事に携わって「8年」が経った。
たった「8年」なので説得力に欠けるかもしれないが、それでも現状のままでは「衰退していく」だろう。
担い手不足 😞
私の同僚達、同業他社の知人達はおおよそ40~50名くらい。
年齢層を見ると・・・
20代 1名
30代 0(ゼロ)😱
40代 少数
50代 少数
60歳以上が大多数
最年長は80歳超え (凄い! 😵 )
私の仕事は悪天候による「中止」や「延期」は、ほぼ無い。
昨日は冷たい雨が降っていた。
更に降雪予報も出ていた。
それでも冬用タイヤを装着し、現場へ行く。
そして仕事をする。
「辛い 😢 」
私のような年寄りには、やはりキツい。
若い人達だって、「こんな仕事」はやりたがらない。
当然だ。
私のような者とは違い、他にも選択肢が幾らでもある。
また私自身も若い人達には、すすめない。
むしろ、辞めた方がいい。
実際、社内で唯一の20代の社員に、私は何度も「転職」を促した。
今でこそ、そんな「余計なお世話的なこと」はしないが、彼が入社してから2年間くらいは、度々言ってきた。
何のスキルも身に付かないし、若いから ”やり直し” も出来る。
誰にでも出来る仕事ではなく、「若さ」を活かせるような仕事があるのではないか。
残念ながら、私の話は全く聞いてくれず、今でも彼は在職している。
ただ、私の本心は「もったいないな」と思う。
誰にでも出来る仕事ゆえに、給料も安い。
彼を見ていると、「他にも選択肢があるはずなのにな」と思う。
上記の彼のような「例外」はある。
しかし、私の周囲には20〜30代が「1人」しか居ないのだ。
「担い手不足」は明らかである。
「担い手不足」に加えて、今後は建物の所有者(オーナー、家主)も我々のような「清掃のプロ」に仕事を委託しない。
私はそう思っている。
現在、私の住んでいるマンションは家主さんの「自主管理物件」である。
「入居希望者を集う」「契約」などの事務的なことは不動産会社に委託しているが、清掃や建物に生じた不具合などは、全て「家主さん自身」がやっている。
今後はこのような集合住宅が増えるのではないか。
何故ならば、私達のような「清掃のプロ」に委託すれば、当然お金がかかる。
そして、そのお金は部屋を借りる人達が「共益費」という形で負担している。
私が借りている部屋の家主さんとは、何度か話す機会があった。
とてもいい人で、私は気に入っている。
この方は、「少しでも住人の金銭的負担を減らしたい」と考えている。
だから、自分で出来ることは自分でやっている。
実際、この辺りの相場と比較すれば、私の借りている部屋の賃料は安い。
今後、物件の所有者が我々のような「プロ」に清掃を委託するのは、「大きな集合住宅」や、何らかの事情で「人任せにせざるを得ない」物件のみになるだろう。
楽観論かもしれないが、一気に衰退するものではないだろう。
徐々に衰退するものだ。
だから私が現役で働けるうちは、この仕事で食っていけると思っている。
だが10年先に「明るい未来が待っている仕事」かと問われれば、私は何の迷いもなく、”NO!🙅♂️ ” と答える。
ハローワークに行っても、ネットで求人情報を閲覧しても、待遇面は各自治体で保証されている最低賃金に近い数字。
今後の待遇アップの期待も無い。
アップする要素が何も無いのだから。
この仕事は、私のような者達に任せて下さい。
そして、私達がリタイヤする頃には、 ”ニーズ” が無くなっている。
現在の私のような者達が ”必要とされない” 時代になっている。
だからこそ、私は自身の仕事を「若い人達には、おすすめ出来ない」のである。
Andreas LischkaによるPixabayからの画像
congerdesignによるPixabayからの画像