(1月7日の日記)の続き
現在では改正されているが、かつて日本のボクシング界では、「網膜剥離」を発症すると、”引退”を余儀なくされた。
元WBA世界ジュニアバンタム級(現在のスーパーフライ級)チャンピオン・鬼塚勝也さんは、目の異常を自覚していたにも関わらず、ずっと隠し続けた。
「引退」を避ける為に・・・
6度目の世界タイトル防衛戦で自身初の負け。(戦績24勝17KO1敗)
試合翌日、「網膜剥離」で引退を表明した。
網膜剥離=引退
このルールに異議を唱えたのが、「辰𠮷𠀋一郎選手」である。
網膜剥離を発症し、引退を迫られた彼はこれを拒否。
シュガー・レイ・レナード(アメリカの元プロボクサー)のように、海外では網膜剥離を克服し、復帰した前例があるにもかかわらず、なぜ日本ではダメなのか?
彼は問題提起し、行動に移した。
結果、当時の所属ジムをはじめ、周囲のバックアップもあり、辰𠮷選手は「特例」で現役続行が認められた。
そして、当時のWBC世界バンタム級王者・薬師寺保栄選手との試合が実現したのである。
かなり大雑把に書いてしまったが、「網膜剥離=引退ルール」が改正される道筋をつけたのは、「辰𠮷𠀋一郎選手」だと、私は思っています。
さて、井岡一翔選手はこの後、どんな行動をするのか?
当時の辰𠮷選手と同じように、ルール改正に向けて動くのか?
昭和生まれのおっさん清掃員は、「タトゥー」に抵抗があります。
しかし、「タトゥーはファッション」という一面もあるようです。
私には理解出来ませんが、「時代が変わった」という事なのだと思います。
時代が変わったのならば、やはりルールも時代に合わせるべきです。
井岡一翔選手には、ルール改正の為のアクションを起こしてほしいですね。
今後も国内で井岡選手の試合が見たい。
だから、先頭に立って動いてほしいです。
「先ず隗より始めよ」です。