『忍』

昨日に引き続き、明治安田生命が発表したアンケート調査について

 

夫婦生活を漢字で表すと
1位 忍
2位 楽
3位 愛

 

年代別でみると、20代から40代までは「楽」または「愛」がトップ。
50代以降は『』がトップとなるらしい。

なるほど・・・

 

私はギリギリ40代だが、「楽」や「愛」という言葉には共感出来ない。
ましてや『』など論外。
「即離婚」が成立する選択肢だ。

 

私が漢字で表すと、「」である。

 

妻は福岡、私は東京。
これで彼女と出会えたのは「」運だった。

 

さて、今日は『』について。

私の仕事は、毎日が『』である。
忍耐と言い換えてもいい。

 

私の仕事は誰でも出来る。
年齢性別学歴など、一切関係ない。

 

しかし、長く続けられる人は少ない。
私の周囲でも、多くの人が辞めていった。

 

続くか、否か。

 

それは『忍耐の有無ではないか。
私はそう思っている。

 

例えば、タバコのポイ捨て

拾っても拾っても、また吸い殻だらけ。

 

「やってらんねぇ」

 

ここで清掃の仕事を辞めるのか、それとも吸い殻を拾い続けるのか。
もちろん、私は「後者」である。

 

だが、私は「やってらんねぇ」と言って辞めた者たちを責めないし、批判もしない。
むしろ、彼らが「普通の人」だし、私も「やってらんねぇ」と思う時もある。

 

それでも続ける理由。

それは、誰かがやらねばならない仕事だからだ。

 

「やってらんねぇ」を決して表に出さない。出してはいけない。

それは『忍耐である。

 

そして、「いつかポイ捨ては無くなるだろう」という希望を持つ。
持ちながら、今日も吸い殻を拾い続ける。

 

それをする事で、お客様が喜んでくれる。
そしてそれが、私の喜びでもある。

 

私の仕事は、そういうものだ。