私のベース

メンテナンスに出していたベースを楽器屋に取りに行った。

 

 

バーニー(フェルナンデス)XB-95H
HEATH(X JAPAN)モデル

 

購入したのは20代だったが、もう30年近く前の話なので、正確な月日は覚えてない。
覚えているのは、完全に一目惚れだったという事。

「カッコイイ!どうしても欲しい!」

初めて見たのは雑誌だった。衝撃だった。こんなカッコイイベースがあるのか!

 

私は「X JAPAN」のファンではない。
「BOØWY」のベーシスト、松井常松さんが憧れだった。
しかし、松井さんのモデルを欲しいと思った事は一度もない。
「変型タイプ」が大好きで、それは今でも変わらない。

 

約20年間、全く楽器には触れてなかった。
引越しの際、楽器関係は殆ど処分したが、このベースは捨てられなかった。

 

「使っていないものは処分」が「職業清掃員」の私のルールだ。
物が少なければ清掃が楽。整理整頓が楽。だから処分すべきなのだ。

 

だが、例外もある。あってもいい。
私にとって、このベースが正にそれだ。
初めて見た時に受けた衝撃、そして手に入れた時の感動。
それを忘れられなかった。
だから、これを処分するなど、頭の片隅にもなかった。

 

練習を再開した現在、たびたび楽器屋を覗くようになった。
しかし、あの時に受けた衝撃、感動を得られるベースには出会わない。
よって、このベースを使い続ける事になるだろう。

 

しかし・・・
古いもの維持するにはお金がかかる。
今回のメンテナンス代金、約一万円!
痛い!とても痛い!

 

さて、明日からまた、仕事頑張ろう。