2021年6月26日(アメリカ・ラスベガス)
ライト級12回戦
○ ワシル・ロマチェンコ(9回TKO )● 中谷正義
中谷正義選手、お疲れ様でした。
私は単なるボクシングファンで「素人」である。
だが、具志堅用高さんの現役時代を知っているので、ファン歴は約40年。
そんな私が、先ず言いたいこと。
この試合が実現したことが “凄い!”です。
昭和の時代からボクシングを見ている私にとっては、「信じられないマッチメイク」です。
実際に試合が行われるまで、私は「半信半疑」でした。
ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
北京オリンピックはフェザー級で金メダル獲得。
ロンドンオリンピックはライト級で金メダル獲得。
更に、プロでは「世界最速」で3階級を制覇。
17戦15勝2敗(11KO )
ニックネームは、「ハイテク」「精密機械」
期待感あり!
ロマチェンコ選手は、“ボクシング史上最高傑作”とも言われるスーパースターである。
(過去の日記)
こんなスーパースターとの対戦が実現したことが “奇跡” だと思う。
そして、私は「中谷選手の勝利」を期待していた。
エコ贔屓も、もちろんある。
だけど、それだけではない。
私は真剣に、ロマチェンコ選手は「苦戦する」と思っていた。
理由
両者の「身長差」である。
その差「10センチ」以上。
24日に行われた公式記者会見。
恒例となっている「フェイスオフ」の写真をネットで見て、両者の身長差に驚いた。
そして、思った。
この身長差を活かす戦い方が出来れば、中谷選手はイケるんじゃないか!
“ハイテク” は凄かった!
結果は、ロマチェンコ選手の完勝だった。
私は、彼の実力を過小評価してしまった。
「身長差」は関係なかった。
中谷選手は強かった。
でも、“ハイテク” ロマチェンコ選手は、「驚愕するほどの強さ」だった。
感動
中谷正義選手にとっては、残念な結果だった。
しかし、改めて書きたい。
この試合が実現したことが “ 凄い!”です。
今、“モンスター” 井上尚弥選手のファイトマネーは「100万ドル」です。
そして、“スーパースター” ワシル・ロマチェンコ選手は、これ以上の金額を稼ぎます。
こんな選手の対戦相手に選ばれたのだから、中谷選手は胸を張っていいと思います。
昭和の時代からボクシングを見ている私にとって、この試合が実現したことは「驚き」であり、「感動」でもあります。
今後も「日本人プロボクサー」が、世界の舞台で活躍することを願ってます。
Azmi TalibによるPixabayからの画像