こんな高額な買物は、現在の「愛車」以来である。
給付金10万円と、今月支給された夏季賞与、ほぼ全額を購入資金に充てた。
「認定整備済製品」なので、新品ではないが、それでも約30万円。
パソコン音痴の私が、何故、MacBookなのか?
「死ぬまでに、一度は使ってみたかった」
理由は、これだけである。
例えば私の両親ならば、「もったいない!貯金しろ!」と言うだろう。
私は清掃員だ。ハローワークや求人サイトを見れば、ほぼ「最低賃金」での募集しかない。
私の月収も、同世代のサラリーマンの平均以下。
自分の立場を考えれば、コストパフォーマンス重視で「Windows」を選択すべきだったかもしれない。
いや、それ以前に、私に新しいパソコンは必要ない。
現在使用しているパソコンは、まだ元気に働いてくれている。
2013年7月に購入した「Windows」搭載のデスクトップパソコンだ。
価格は10万円以下。
今日まで、一度も故障することなく、今でも何の不満もなく使用している。
それでも、MacBookを購入した。
私の中での好奇心や興味が、膨らみ続けたからだ。
現在使用しているパソコンが使えるとか、壊れたとか、そんな事は一切関係ない。
「死ぬまでに、一度は使ってみたかった」
この想いのままに、30万円の買物をした。
私は、「貯金」に好奇心や興味がない。
「目的があって、貯金する」事には意味がある。
しかし、「ただ何となく」とか「老後に備えて」とか・・・
私には、そんな貯金は「無駄な行為」でしかない。
人生100年時代と言われているが、本当にそうだろうか?
今年、私は50歳を迎えるが、今から50年後の自分など、全く想像出来ない。
というか、生きていないだろう。もう、この世に存在していないはずだ。
私の人生は、とっくの昔に折り返し地点を通過している。
想像出来ない50年先、私が存在しない遠い未来の為に生きるのではなく、現在を生きる。
今の私自身の感情に、素直に正直に生きる。
「死ぬまでに、一度は使ってみたかった」
今回のMacBook購入は、この想いに、素直に正直に行動した結果である。