ロマチェンコ選手の敗戦に思う事

「現役最強」の呼び声も高かった、ライト級統一王者「ワシル・ロマチェンコ選手」

 

まさかの王者陥落だった。

私は試合を観てないが、戦前からロマチェンコ選手の勝利を予想していたので、結果には驚いた。

 

そして、気になる報道がいっぱいである。
「疑惑の判定」「不可解判定」などなど・・・

とりわけ一人のジャッジが「119-109」という、ほぼフルマークの採点をつけたことは議論を呼んでいるようだ。

 

『ロマチェンコがフルマークでポイント取られるわけないだろう』

私は試合観戦をしてないにも関わらず、そう思ってしまった。

 

ジャッジの皆さんは、「客観的」に試合を観て、ラウンド毎に採点しているはずである。
私は単なるボクシングファンなので「主観的」になってしまうが、ジャッジが主観的では、採点もおかしなものになる。

 

だけど・・・

ジャッジの皆さんも「人」である。
「主観的」な見方は一切してないと言い切れるのだろうか?

「人」なのだから、感情がある。これは否定出来ないと思う。

 

2017年に有明コロシアムで行われた、WBA世界ミドル級王座決定戦での「村田諒太選手」は、相手選手からダウンを奪うなど、終始優勢に試合をすすめたように、私には見えた。

しかし、結果は判定負けだった。
これには、村田選手が所属する帝拳ジムの本田明彦会長が、「こんなひどい判定は見たことがない」と激怒した。

 

物議を醸す判定というのは、度々起こる。
それは、ボクシングの採点には、算数や数学のような「正解」がないからだと思う。

 

一層の事、ボクシングのジャッジに人工知能(AI)を導入すれば。
完全に「客観的」になれるのは、(AI)しかないと、私は思うのだが。