『俺は長生きしないだろうな』
はっきり覚えていないのだが、30代の頃には漠然と思っていた。
布団に入る。
『明日、目覚めるだろうか?』
今では全く気にならないが、若い頃はこんな不安に襲われた事が度々あった。
どうして、こんな風に考えてしまうのか?
長年の自分への疑問は、70歳を迎えた時の母の言葉で解決した。
「70まで生きられるとは思ってなかった」
あぁ、なるほど、そうなんだ・・・
母も長生き出来るとは思ってなかったのか。
母の思考を受け継いだのか。
妙に納得してしまった。
私の母は、自身の母と義理の母の2人を早くに亡くしている。
つまり、私の「おばあちゃん」である。
だからこそ、母は自身が70歳を迎えるとは思っていなかったのだろう。
こんな事を言う母には長生きしてもらいたい。
だが、私自身の「長生き」には興味が無い。
『人生100年時代と言われているが、本当にそうだろうか?』
以前もこう書いたが、私には「100年」なんて、到底無理である。
(7月26日の日記)
100年は無理でも、その半分「50歳」を迎えた。
私は「50年」生きている。
それは、「とても幸せなこと」だと思っています。
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