二十代の頃から、政治には関心がある。
選挙には必ず行っている。候補者達の政策を読んだ上で、投票している。
しかし、私の周囲で政治の話が出来るのは家族のみ。他は皆、無関心だ。既存の政党名すら知らない者も居る。
以前の私なら、「社会人がそれではダメだろう」「投票には行くべきだ」などと言っていたが、今では、決してそんな事は言わない。
なぜならば、私自身がかなり冷めているからだ。
安倍一強と言われた安定政権の支持率が20パーセント代にまで落ち込んだ。
これは危機的状況のはずなのだが、私の目には、そう映らない。
いずれ支持率は回復するだろう。
何も変わらないだろう。
私はそんな目で見ている。
話は遡るが、2009年に民主党政権が誕生した。
「自民党、もしかしたら負けるかも?」とは思っていたが、その負けっぷりには驚いた。大惨敗だった。
今の政治には、そんな「驚き」は起こらないだろう。
私は、現在の長期政権は、「良い」と思っている。かつてのように、内閣総理大臣がコロコロ変わるよりは、ずっと良い。
私の不満は、私自身にある。
何故、支持率2~3割程度の政権が、未だに安定しているように見えてしまうのか?
何故、何も変わらないだろうと思ってしまうのか?
何故、昔のように、「投票に行こう」と言えないのか?
何か、「驚き」が起こらないかなぁ・・・