八重樫東さん

9月1日に引退を発表された。

 

「あしたのジョー」の影響で、子供の頃からボクシングが大好きだ。

八重樫東さんは、私のお気に入りの一人。

誰もが真っ先に思い浮かぶのは、「ローマンゴンザレス戦」だと思う。

 

ローマンゴンザレス選手
「パウンド・フォー・パウンド最強」と称されたこともある彼は、アマチュア時代の戦績、なんと「87戦全勝」である。
そしてプロ転向後も、無敗のまま4階級を制覇。
凄まじい・・・

 

あまりの強さに、対戦を避けられてしまうローマンゴンザレス選手。
そんな彼を迎え撃ったのが、当時WBC世界フライ級王者だった、八重樫東選手である。

 

この試合、多くのファンを感動させたが、私は途中から、祈るような思いで見ていた。

「八重樫選手を、無事にリングから降ろして下さい」

 

ロマゴンのパンチを浴びながら、それでも立ち続けファイトする八重樫選手に不安を感じた。
その不安は、「恐怖」と言ってもいい。

結果は、八重樫選手のKO負け。
だが私は何より、彼が無事にリングを降りたことに安堵した。

 

こんな激しいファイトを続けた彼は、「激闘王」と呼ばれた。
そして、三階級を制覇する偉業も成し遂げ、私たちファンを魅了した。

 

八重樫東さん、ありがとうございます。

そして、お疲れさまでした。