日本将棋連盟が、昨日28日に発表した。
『里見香奈・女流四冠』が、プロ棋士編入試験を受験する。
最近の将棋は、あまり見てない。
YouTubeで「藤井聡太・五冠」の棋譜は、時々見るんだけど・・・
私が、「プロ棋士」を目指していた頃の将棋とは、全く違うものを見ている感じがしてしまう。😑
さて、と。
昔は「女性のプロ棋士」なんて、考えられなかった。
私が将棋道場に通っていた頃の女性第一人者は、『林葉直子さん』だった。
「女流王将」のタイトルを10連覇するなど、女流棋界での実力はズバ抜けていた。
しかし当時は、
女流棋士が、プロ棋士相手に “平手” で指せる程の実力は無かったはずだ。
そして昔も今も、
奨励会を突破し、プロ棋士になった女性は一人も居ない。
ところで、
プロ棋士編入試験で、私が真っ先に思い出すのは『瀬川昌司六段』だ。
瀬川さんは、年齢制限の壁に阻まれ、奨励会を突破出来なかった。
でも後に、
アマチュア棋士として活動し、とんでもない事をやってしまった。
それは、
当時 “A級棋士” だった「久保利明八段」に、勝ってしまったのだ!
しかも、公式戦で!
指導対局などではなく、“公式戦” で勝ったのだ。
A級に在籍する棋士とは、将棋界最高のタイトル「名人」への挑戦権を争う10名のことである。
つまり、
実力トップクラスのみ、在籍出来るのだ。
当時、
その中の1人だった久保八段に、「アマチュア棋士だった瀬川さん」が、公式戦で勝った!
私にとっては、信じ難い出来事だった。
さてさて、
『里見香奈女流四冠』が試験に合格し、“プロ棋士” になったら・・・
私がプロを目指していた頃と現在とでは、女流棋士の実力が全く違う。
実際、里見さんもプロ棋士相手に勝ってるし。
試験で本来の実力を出せれば、
『女性初のプロ棋士』が誕生するだろう。
ご本人が、こんなコメントを出している。
「静かに見守って頂けると幸いです。」
里見さんが対局に集中出来るよう、
私も騒がず、静かに見守りつつ、応援したい。